「Handwriting-data Collection and Conversion System」(以下HCC)は、手書きデータを解析してCSV形式の集計データに変換するソフトウェアです。複数の手書きデータを一括して処理できます。

 【主な活用シーン】
  ■大量のアンケート票の入力と集計。
  ■答案用紙の採点、集計データの作成。
  ■病院、医療現場などでの電子カルテの導入。
  ■各種申請書類などの定型文書のデジタル管理とデータベース化。
HCC活用の流れ

[1] 定型フォームの作成
定型フォームをWordやExcelなどで作成し、PDFファイルで保存します。

[2] 項目属性データの作成
保存したPDFを背景に、CSVデータを出力する際の項目属性と値を設定します。

[3] 印刷
作成した定型フォームのプレビュー表示及び印刷を行います。

[4] 定型フォームの記入
印刷した定型フォームをTechnoteにセットして記入します。

[5] 記録データの転送
Technoteに記録したデータをパソコンに転送します。

[6] データページの分割
同一ページに複数のデータを誤って記入してしまった場合、ページの分割を行います。

[7] CSV変換
手書きデータを解析してCSVファイルに変換します。

[8] データ校正
手書きデータを確認しながらCSVデータの修正・校正ができます。

HCC機能の説明 -項目属性の設定とは?-

「手書き」には、実に様々な形態があります。 言語として認識する「文字」、絵やイラストとして認識する「図形」、どちらも人は簡単に区別できます。 しかし、パソコンはこれらを区別することができません。
「HCC」は、記入される手書きの形態を記入欄ごとに設定することで、パソコンに取り込んだ手書きデータが「文字」なのか「図形」なのか、ソフトウェア自動判別を実現しました。

「項目属性」とは、記入欄を「項目」、その欄に記入される手書きの形態を「属性」として表現した用語です。 設定できる属性(手書きの形態)は以下の通りです。

  手書き情報の項目属性

  ■手書き文字認識項目
  「漢字」「ひらがな」「カタカナ」「全角/半角数字」「ローマ字」として認識します。
  この項目属性を設定した記入欄の手書きデータは、テキストデータに変換されます。

  ■選択項目
  「レ点選択」「○囲み選択」として認識します。
  この項目属性を設定した記入欄は、入力有りは「1」、入力無しは「0」でカウントされます。
  また、任意の値を入力の「有り」「無し」に設定することも可能です。

  ■フリーハンド項目
  「図形」や「イラスト」として認識します。
  この項目属性を設定した記入欄の手書きデータは、画像データとして保存されます。
  [BMP / JPEG / GIF / PNG / TIFF 対応]

HCC機能の説明 -CSVファイルに変換する意味は?-

「CSV」とは、データをカンマ(",")で区切ったテキストファイルです。 異なるアプリケーション間でデータの受け渡しを可能にする汎用性の高い形式です。 主にデータベースソフト、表計算ソフトで用いられます。

集計結果をCSVに変換する「HCC」と、CSVファイルからデータベースまたはグラフやレポートを作成する「データベース・表計算ソフト」を連動することで、時間と人件費を大幅に削減できる『手書き業務支援システム』を構築することができます。

  CSVデータの校正画面
■動作環境
OS Windows Vista / XP
CPU Intel Pentium4 2GHz以上
VGA 1024x768以上の表示が可能なディスプレイ
PC環境 USBコネクタを備えたPC/AT互換機
入力デバイス Technote TN-A401(A4対応)/ TN-A501(A5対応)
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